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年金は2026年度にいくら増える?国民年金は月70,608円(+1,300円)|6月15日払いから増額・物価の上がり方より小さい理由・変わる人と変わらない人

公開 2026.10.25

この記事のポイント

  • 2026年度(令和8年度)の年金は、国民年金(基礎年金)が+1.9%、厚生年金(報酬比例部分)が+2.0%
  • 国民年金(満額・1人分)は月70,608円(前の年度より+1,300円)。標準的な厚生年金(夫婦2人分)は月237,279円(+4,495円)
  • 増額が入るのは4月分(6月15日払い)から。通知は6月上旬から順に届きました
  • 物価は3.2%上がったのに、年金の増額は1.9〜2.0%。賃金の伸び(2.1%)にそろえ、さらに調整(マクロ経済スライド)が引かれたため
  • 昭和31年4月1日以前生まれの人の国民年金(満額)は、月70,408円で、200円低くなります

2026年度の年金額:いくら増えたか

夫

年金が増えたと聞いたけど、いくらなんだい?

市役所の人

国民年金の満額で月に1,300円、年間だと15,600円ほどの増額です。物価の上がり方と比べると、少ない増え方なんですよ。

厚生労働省は2026年1月23日に、2026年度の年金額を発表しました(厚生労働省「令和8年度の年金額改定について」)。

2025年度(月額)2026年度(月額)増えた額
国民年金(老齢基礎年金・満額・1人分)69,308円70,608円+1,300円
厚生年金(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額)232,784円237,279円+4,495円
  • 厚生年金の「標準的な年金額」は、平均的な収入(賞与込みの月額換算で45.5万円)で40年間働いた人が、受け取りはじめる年金の水準です(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む)
  • 年額にすると、国民年金(満額)は831,696円から847,296円へ、+15,600円(このサイトの計算)。標準的な厚生年金は+53,940円です(同)

増額はいつから入るか

日本年金機構の案内では、令和8年4月分(6月15日支払い分)から、新しい年金額になります(日本年金機構「令和8年4月分からの年金額等について」)。

なぜ増えたのに「足りない」と感じるのか

妻

物価は3%以上も上がったのに、年金は2%足らずなのね。

市役所の人

年金の増え方は、物価ではなく、賃金の伸びを基準に決まる決まりになっているんですよ。

厚生労働省の資料から、数字を並べました。

指標数字
物価変動率(2025年)3.2%
名目手取り賃金変動率2.1%
マクロ経済スライドによる調整国民年金(基礎年金)−0.2%、厚生年金(報酬比例部分)−0.1%
年金の改定率国民年金1.9%、厚生年金(報酬比例部分)2.0%
  • 物価の上がり方が賃金の伸びを上回るときは、現役世代の負担能力に応じた給付にするため、賃金の伸び(2.1%)で改定する決まりです
  • そこから、マクロ経済スライドの調整(人口の変化と平均余命の伸びに基づく分)が引かれます
  • 2026年度は、物価3.2%に対して、年金は1.9〜2.0%です。差は約1.2〜1.3ポイント(このサイトの計算)

変わる人・変わらない人

こんな人2026年度の金額・扱い
昭和31年4月2日以後生まれ国民年金(満額)は月70,608円
昭和31年4月1日以前生まれ国民年金(満額)は月70,408円(前の年度より+1,300円)
年金生活者支援給付金をもらっている人給付基準額が+3.2%(老齢は月5,620円・基準額)
国民年金の保険料の免除期間がある人支援給付金は、老齢基礎年金額に応じて計算されるため、3.2%増にならないことがある
働きながら厚生年金をもらっている人在職老齢年金の支給停止調整額が、51万円から65万円に
  • 年金生活者支援給付金は、物価の変動に応じて毎年度改定されます。老齢の基準額は月5,450円→5,620円です
  • 年金は、生年月日や加入期間で金額がちがいます。自分の金額は、年金額改定通知書かねんきんネットで確かめてください

経歴別の金額(厚生労働省の概算)

厚生労働省は、2024年度に65歳になる人の加入期間や収入から、経歴別・男女別の概算を示しています。

経歴類型2025年度(月額)2026年度(月額)
厚生年金中心(20年以上)の男性173,457円176,793円
国民年金(第1号)中心の男性62,344円63,513円
厚生年金中心(20年以上)の女性132,117円134,640円
国民年金(第1号)中心の女性60,636円61,771円
国民年金(第3号)中心の女性76,810円78,249円
  • これは平均的な加入期間と収入で計算した概算です。自分の金額とは一致しません
  • 厚生年金の期間が短く、国民年金の期間が中心の人ほど、金額が少なくなります

「いくら増えるか」を、自分で確かめる3つの方法

年金が増えても、変わらないお金のこと

  • 国民年金の保険料(現役で払う人)は、2026年度が月17,920円、2027年度が月18,290円です
  • 在職老齢年金の支給停止調整額は、2025年度の51万円から、2026年度は65万円になります(厚生労働省の資料)

年金事務所や市区町村の窓口でそのまま聞けること

  1. 私の2026年度の年金額は、いくらになりましたか。通知書が見つかりません
  2. 昭和31年4月1日以前生まれです。70,408円になるのは、私に当てはまりますか
  3. 年金生活者支援給付金をもらっていますが、いくら増えましたか
  4. 働いていると、年金が減る基準が変わったと聞きました。私の場合はどうなりますか

よくある質問

年金はいくら増えた?

2026年度は、国民年金(基礎年金)が1.9%、厚生年金(報酬比例部分)が2.0%の増額です。国民年金(満額)は月70,608円です。

いつから増える?

令和8年4月分(6月15日払い)からです。

物価の上がりより増え方が小さいのは?

物価変動率は3.2%でしたが、年金は賃金の伸び(2.1%)で改定され、さらにマクロ経済スライドの調整が引かれたためです。

昭和31年4月1日以前生まれは?

国民年金(満額)は月70,408円です。それ以後の生まれは70,608円です。

2027年度はどうなる?

2027年度の金額は、まだ決まっていません。年金額は、賃金や物価の変動に応じて、毎年4月に改定されます(日本年金機構)。

まとめ

  • 2026年度は、国民年金+1.9%(満額月70,608円)、厚生年金(報酬比例部分)+2.0%
  • 4月分(6月15日払い)から増額
  • 物価(3.2%)より増え方が小さいのは、賃金の伸びにそろえ、さらに調整が引かれたため
  • 自分の額は、年金額改定通知書かねんきんネットで確かめる

節約の考え方はシニアの節約術まとめにあります。

内容は2026年10月5日に、厚生労働省と日本年金機構の公式ページで確かめました。

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